邪道を極めた男は最強！

プロレス好きの友達と呑むと『最強の男は誰？』と言う話になる。
友達は全盛期のアントニオ猪木やらジャイアント馬場と言う。
僕は迷わず『大仁田厚』と答える！
僕が大仁田厚と言うのには理由がある。
ただ単純に試合に勝利をして男は最強なのか？
真の最強の男は自分の生きざまを見せ付けてる事じゃないのか？
全日本プロレス時代には膝を故障しプロレスを引退するも夢を捨てきれず５万を資金に旗揚げした団体ＦＭＷ！
ルチャ、女子プロレス、デスマッチ何でもありの団体！
『邪道プロレス』と酷評されながらも自らを信じ団体を成長させて一気にメジャー団体と並ぶ勢力になった。
試合も勝っても負けても涙し人に感動を与える事から『涙のカリスマ』と呼ばれた。
この当時いじめにあっていた僕には生きざまに共感し大仁田さんの魅力にのめり込んで行った！
試合は悪役レスラーから仲間が奇襲され流血しながらも助けに入ったり試合に勝っても相手を称えたりする。
僕は大仁田厚さんがいなければ心が腐って事件を起こしかねなかったかも知れない。
試合を見に行き試合後にある「お前達がいる限りＦＭＷは絶対潰さん！」と言う決め台詞！
そしてその後ファンに聖水シャワー(大仁田さんが口に含んだ水)を浴びにリングサイドに集まる！
僕はこの聖水をかけられた事によって大仁田さんが守ってくれていると思いいじめを克服した。
そんな尊敬する男以外に最強の文字は使えないでしょ！
最強の男は男気ではなく『男樹』を感じられる事！
しっかりした揺るがない樹。
そして数年後ＦＭＷは解散してしまう。

これは揺らいだと思われるが僕の心には大仁田厚さんへ尊敬する男樹が成長している。
いや〜今日は気分がいい！
よし！ベロベロになるまで呑むか〜！
「すいませ〜ん！烏龍茶を１、５ペットボトルで！！」