今宵幸せ者はぶった切る！

飲みなれない焼酎を林檎酢で割りながら飲み昔の女の事を思い出しブログを書く。
今ごろこの空の下であいつ・・あの子・・○○ちゃんは何をしてるんだろうか？新彼でも出来いちゃついてんのか？今の俺には何も言う資格はねぇ〜よ！
だから一言！
「神様！今からとんでもない不幸が相手の男に降り落ちますように！」
そんな俺様のような未練がましく卑しい糞野郎は現実にナゴヤドームの満席以上にいるのだ。
まぁ約五万といるのだ！分かれよ！
卑しい糞野郎達よ！
そんな糞野郎の神様的な存在の後輩が昔いた。
こいつの話をしたらチンカス野郎達は勇気を持つかも知れねぇ〜。
その神様は当時建築関係の大学に通っていて卒論でホームレスさんが住むダンボールハウスの保温性について研究していた。
その当時のそいつの発想は斬新で一緒に遊ぶ時はブールシートやダンボールハウスのある公園ばかりだった！
その後輩の紹介でホームレスさんのホームパーティーに行った事があるがホームレスさんにしては・・と言うと失礼だが沢山の賞味期限が切れた弁当があった。家の主のホームレスさんに
「昨日コンビニのゴミ箱に新品のまま捨ててあったやつだから」
とビールを勧められたがさすがにゴミ箱は・・と思い酒は苦手で拒否したら
「ならお茶飲むか？」
と言われて「はい」と答えたら公園の水で焚き火の中にヤカンを入れてお湯を沸かしお茶を頂いた。
実に渋い味だった。
これならビールを飲んでおけば良かったと今でも後悔をしている。
しかしホームレスさんは優しく気遣いがすごい！
いつしか後輩、後輩の彼女そして僕の三人で公園に行くようになった。
そんな寒いある日の夕方、卒論を書き上げた後輩が僕の元に慌てて来て涙目になっている。
「どうした？」
と聞いたら
「フラレました・・彼女を・・彼女を××さんに取られました！」
××さんとは先程話をしたホームレスさんだ。
正直腹を抱えながら笑った！涙出たわ！
ちゃんと整理しておくがホームレスさんの優しさに後輩の彼女は魅力を感じたのだ。
僕の見解ではこの彼女は『ハードＭ』だな！
後輩はホームレスに彼女を奪われた男として伝説になった。
そんな後輩も卒論が評価され本の出版社からオファーまで来た。
今では本は完成し本屋に行けば置いてある。
失う物の代償に得る物も大きい！
等価交換の法則。
そんな別れの体験は聞いた事が無いかったから新鮮やった。
その彼女も今はダンボールハウスにいるのかな〜。
しかし××さんは良い人だったから
「神様！罰を与えないで下さい！」
今日は人肌が恋しい夜だ。どこかに良い姫様に会わないものか〜。
ちょいと酒をビールに変えるか〜ちなみに飲もうとしているビールは御歳暮の残りやで。